育休パパフォーラムで愛を語る
#SAPPORODIVERSITYFORUM で育休パパを知る
去る2月19日、#札幌ダイバーシティフォーラム「仕事と育児の両立をデザインするために~育休のススメ」がオンラインにて開催されました。
当マガジンでもご紹介いたしましたが、弊社の育休パパ代表としてS田もモデレーターで参加し、育児、家庭、仕事についてお話をする機会をいただきました。
ここでもう一度おさらいをしておきましょう。
「#SAPPORODIVERSITYFORUM」は、ワーク・ライフ・バランスや女性活躍、男性の家庭参画、セクシュアリティなど様々なテーマを通して、札幌がダイバーシティな都市へ進化することを目指す継続的なプロジェクトです。
様々なテーマで、多様な都市へと進化する札幌を学ぶことができます。
当日はまず、今回の学びのテーマ「仕事と育児の両立」に沿って、ファシリテーターの藤村侯仁さん(パパ育休プロジェクトコーディネーター)から、育休制度の改正点をわかりやすくご説明をしていただいた後、現役育児中のパパ2人を交え、トークセッションが開始。育児のリアルを語りました。
また、並行してチャットも開設され、参加者からの意見や質問、感想などが飛び交う、双方向型のフォーラムとなりました。
まずは現状を知る
男性の育休取得はなかなか進まないと言われています。周囲の理解不足、進まない制度改革、一時的な収入減への不安、など数々の要素が折り合わさっての現状を、私たちは社会の課題として向き合う必要があるでしょう。
社会に出たら、働かなければお金がもらえないのは当然のことです。
同時に、この世に生まれてきた全ての子どもは、保護し育てる必要があることも当然のこと。
これらは全く関係のない二つの事実ではなく、同時に直面する事実なのです。
そして、個々人で解決できるものでないこともまた事実。
「社会」と「小さな生命の保護者となった親」という異なった視点から、同じゴールに向かって取り組んでいかなければいつまでも解決しない課題です。
藤村さんは父親の育児の推進が、社会課題のファーストピンになるはずだとお話されていました。それぞれの問題を違うものとしてとらえるのではなく、ひとつの課題解決が連鎖しつながっていくもの、と考えるということですね。なるほど、納得です。
S田大いに愛を語る。濃いけれど、これこそが原点。
モデレーター2人を交え、随所に実感のこもったトークとチャットが活況を呈してきた中、弊社S田が言った一言が印象に残っています。
「確かに大変ですけど…でも子育て、楽しいですよね。子ども可愛いですからね。」
シンプルですが、この言葉にすべてが集約されていると思いませんか?
育児は「手伝う」ものではなく、主体的に「楽しむ」もの。苦しいこともしんどいことも丸ごと喜びにかえられるのは、愛するものを守りたいという思いが原点にあるからでしょう。
そこから派生して仕事の効率化を図り、家族との時間を確保し、まわりまわって会社が良くなり、社会がよくなり…そうなったら素敵です。
これからも育児を楽しいと思える日々が送れるよう、S田はきっと仕事も家庭もどちらも一生懸命向き合ってくれることと信じています。(そして相変わらず独特の愛の濃さ…どこの場でもぶれない彼の持ち味を再確認したフォーラムでもありました。)
気持ちがつながって、形をかえて、思いやりのあふれる社会になるように、我々も活動を応援しています。
貴重な機会をいただいた札幌市男女共同参画センターのこれからの活動にも、期待したいものですね。