アビリン北海道2023 応援レポート

アビリンピック北海道大会2023 堂々開催!

2023年10月14日、札幌はすっきりとした秋晴れの朝を迎えました。
アビリンピックの会場となった札幌市西区のポリテクセンター北海道には、緊張した面持ちの選手と指導された先生や施設職員、応援のご家族が続々と集合。静かなる熱気に包まれました。

北海道での今年度の開催競技は以下の7種目でした。

  • ワード・プロセッサ
  • ビルクリーニング
  • 喫茶サービス
  • オフィスアシスタント
  • ネイル施術
  • パソコンデータ入力(知的障がい者のみ対象)
  • 縫製(知的障がい者のみ対象)

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主催者の 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 北海道支部(以下、JEED北海道)によりますと、今大会のエントリ選手は53名(うち2名欠席)と去年の35名を大幅に上回る人数となりました。

実はここ数年は新型コロナウィルスの影響で規模を縮小したり学校側が参加を見送らざるを得ない状況が続き、苦しい時期もありました。
学校によっては指導する先生方の中にも経験や引継ぎもままならなったところもあり、指導者への指導も課題となっていたそうです。
特にビルクリーニングや喫茶サービスには実践的な指導が必要ということもあり、支援学校でも苦慮されていたとか。
そこでJEED北海道が競技委員の先生方に呼びかけ、昨年からの新たな試みとして、競技終了後、競技委員による指導者向けの講評の機会を設けたところ、これが大好評となりました。
その道のプロからの直接指導により、指導の技能も向上することが見込まれ、ひいては雇用機会の拡大にもつながることでしょう。

こうして活気がもどったアビリンピック北海道。今年は表彰式も再開され、各選手の健闘を称えあいました。

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今回の入賞選手の中から来年の全国大会出場者が選出されます。
全国大会ではこの大会の優秀者のほか、職種によっては知事の推薦を経て出場する選手もいらっしゃるとのこと。
「チーム北海道」として一丸となって応援していきたいですね!

応援団の販売会や学校紹介も同時開催

会場ではワークフェアやものづくり体験教室が同時開催され、賑わいを見せていました。

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通常の作業と同時に、アビリンピック出場に向けての練習もこなしてきた選手も。
指導員の方は「時間の確保とモチベーションの維持が大変だった」と語っていました。

前述のとおり、選手、指導者、運営がまさに一体となって技能の向上を目指しているアビリンピック。
今年の全国大会は11月に愛知にて開催予定です。まめぷろマガジンも引き続き応援していきます!