技能五輪2023も盛り上がりました!

2023年11月17日から19日まで愛知国際展示場ほかで開催された技能五輪全国大会。
北海道から出場した7職種15名の選手はそれぞれの練習の成果を発揮し、愛知の地でもその技で我々を魅了しました。
特に今年の大会は世界大会出場への選考も兼ねており、どの選手も気合十分。会場には熱気がありました。

配管

配管職種は出場三回目となる羽田野選手。配管職種は競技時間が1日と短く、普段のお仕事よりもスピードを求められます。
最後の水圧検査では惜しくも水漏れとなってしまいましたがじっくりと集中して取り組む姿は、昨年よりも一回りも二回りも大きく見えました。

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▲ 水圧試験を見守る羽田野選手

▲ 最後は応援してくれた
所属先の進興工業の大上社長と

家具

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▲ 美浪団長からお守りも託され、選手たちはみな気合十分!

家具の町旭川と帯広、北見から、総勢6名が出場した家具職種。
旭川のチームはお揃いのポスターも掲げ気合十分。応援団も熱戦を見守りました。
山形県や岐阜県などの競合選手も多い中、6名の選手は難しい課題にも集中して取り組み、好成績を収めました。

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◆昨年敢闘賞だった小亀選手、小野選手と初出場の渡辺選手が見事銅賞を受賞。

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◆昨年の建具職種で金賞を受賞した古谷選手は今年は家具で出場し、敢闘賞を受賞しました。

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◀ 競技後は指導、応援してくださった方々にほっとした表情をみせました。



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▲ 家具職種は参加した選手をねぎらい、今後の技術向上のために講評が行われた後、記念撮影で終わりました

建具

初出場2名の選手は大健闘。建具の課題は今年も難しく、終了30分前でも組みあげにとりかかれない選手も続出する中、北海道選手は美しく仕上げていきました。
堂々完成の姿にだれからともなく拍手が沸いたのは言うまでもありません。
荒川選手が敢闘賞を受賞しました。

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建築大工

2回目の出場となる小林選手。
着々と課題を完成させていきました。
削りすぎで隙間が空いてしまったと一瞬悔しそうな表情をするも「やりきった」と笑顔をみせてくれました。

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初出場の阿尾選手は惜しくも完成ならずでしたが、プレッシャーに負けず健闘しました。

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洋裁

洋裁職種からは2年ぶりの出場となります。
水野選手の競技場所はギャラリー側だったこともあり、集中する様子が伝わってきました。
難しい技能が詰まった課題でしたが、丁寧な作業で仕上げていく手際の良さは目をみはるものがありました。

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造園

毎年予選から追っている造園。応援にも熱がこもります。
世界大会を見据え、今回はペアでの課題が出されました。

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3回目の出場となる辻選手が初参加となる山田選手をリードし、二人の持ち味を活かした作業を展開。
最終日は気温も上がり暑さで集中力が途切れそうになりながらも、ヘルメットの中を汗だくにして最後までやり遂げました。

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▲ 指導してくださった先生方と

とび

とび職種に北海道選手が出場するのは数年ぶりのことです。海風が冷たく吹き付ける中、選手たちは手際よく組み立てをしていきました。
危険を伴う作業もあり、安全確保と確認が要求される職種ですが一つひとつを怠ることなく、重い資材も軽々と運ぶ姿はたくましくもありました。

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引き続き、応援宣言!

今年も各会場でひたむきに競技に取り組む若者の技能を目の当たりにすることができました。
ものづくり人口の減少や高齢化が懸念される中、こうした次世代の技術者を育てる機会がこれからも増えますようにと願っています。
選手の皆さん、指導に当たられた先生や企業の方、地方の技能向上を陰から支える北海道職業能力開発協会や大会主催の中央職業能力開発協会の方々、皆様本当にお疲れさまでした!