私たちの仲間である社会福祉法人 恵正会は、就労継続支援B型事業所でパンの製造や農作業、清掃などを行っています。 毎日真面目にパンを焼いていますが、この頑張りを何か形に残したい、と一念発起。
とかち野酵母deチャレンジドパンコンテストに初挑戦し、本選出場を果たしました。

2024年11月27日。予選を勝ち抜いた１１組の事業所が自慢のパンをプレゼンしました。
恵正会からはサービス管理責任者でもある森田健一がプレゼン。この日はパンの注文が多い日だったため、森田はパンを焼く合間にZoomでの参加になりましたが、自慢の食パンのおいしさと、誠実なパン作りについて話しました。

応募作品「とかちのやま」は恵庭ののどかな風景と、とかち野酵母のふるさとである十勝の清水町に連なる山々をイメージした、サクッともちっとした山型食パンです。酵母の力強さを味わってもらいたいと、敢えてシンプルなパンで挑戦しました。
きめが細かくサクッとした食感を目指して試行錯誤しましたが、努力の甲斐あって、一口食べたらもう一口と、どんどん食べたくなる食パンが出来上がりました。

結果として入賞はかないませんでしたが、こうしてチャレンジの機会をいただけたことで、新しい商品を開発する楽しさを味わうとともに課題を明確にすることができました。
これからも挑戦していきたい、と森田。皆様のもとに、新しいパンをお届けできる日も近いと思います。
今後とも応援どうぞよろしくお願いします。

なお、入賞した事業所及び作品名は以下の通りです。

優　勝	就労継続支援B型　すまいる946 「とかち野酵母と、自家製カボチャを使用したふんわりかぼちゃのスコーンパン」
準優勝	鹿部町地域活動支援センターぽっぽ 「シカベーグル」
第三位	NPO法人アシストセンターちえりす　パン工房ゆみな 「サクもち抹茶ロール塩ぱん」
審査員特別賞	社会福祉法人雪の聖母園　ライフネットゆうばり　ベーカリーめぐみ 「パンdeフルコース」

▼「とかち野酵母　de　チャレンジドパンコンテスト」とは

日本甜菜製糖株式会社（東京）が行っているコンテストで、今年で5回目の開催となるそうです。
コンテストの目的として、北海道内の就労支援を行っている福祉事業所が製造する「パンの品質向上」と北海道産素材である野生酵母「とかち野酵母」の認知度向上が掲げられています。 毎年、就労支援事業所が工夫を凝らしたパンを考案し、多数の応募があります。