「年頭ご挨拶」 プロテック株式会社 代表取締役 鈴木文人
新年あけましておめでとうございます。
令和五年も引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
昨年を振り返りますと、
懐かしい方々との再会
新しい出会い
どちらも充実した1年でした。
新型コロナに配慮しながら、久々にお客様への訪問が叶った日の帰り道、同行していた若手社員がこう言いました。
「今よりももっと、障がい者への差別と偏見が激しかったころに、その人たちのために昼夜を問わず奔走する時代があったからこそ今があるんですね。リアルな昔の話を聞くチャンスがなかなかないので、貴重でした。」
確かに、かつて、我々にも生きることに対し窮屈さを感じていた若い時代がありました。
そして今の若者は、意外にも、がむしゃらに走ってきた我々の苦悩を知りたがってくれているということにハッとさせられました。
若者が「知るチャンス」を求めているのだということに私は気づいていただろうか。
良い歴史も悪い歴史も、風化させることなくありのままを伝えることを怠っていなかっただろうか。
我々も先人が作ってきた土台を引き継ぎ、何かを変えたくてもがいていたはずです。
今度はそれを次につなぐことで、思いやりの歴史は紡がれていくのだと気づかされた出来事でした。
そこで、今年のプロテックは「温故知新」を大切にする一年にしたいと思います。
若者は、先人の知恵と経験を学び、柔軟な脳でその教えを咀嚼してさらにより良いものに昇華させる。
先人は、「昔はよかった」ではなく「未来はもっとよくなる」を若者につなぐ。
そのためには世代を超えた理解と歩み寄りが必要でしょう。
多様な価値観を知ることで、新しい支援の輪が広がり、培われてきた経験を融合させてその思いをつなぐ。
そう考えると、私たち大人の仕事もまだまだありそうです。
私自身も、今年もまだまだ走り続けよう、お客様の生の声をもっともっと聞こう、と胸を熱くしております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和五年 一月吉日
プロテック株式会社
代表取締役 鈴木 文人